• 2026年5月22日

【糟屋郡篠栗町の内科】いびきや寝不足と糖尿病の意外な関係

皆さんは毎日、ぐっすり眠れていますか? 実は調査によると、東京(日本人)の睡眠満足度は世界最下位と言われており、平均睡眠時間が6時間未満と非常に短いことが分かっています。私達の多くが、慢性的な睡眠不足を抱えている状況です。

今回は、そんな「睡眠」と「糖尿病」の関係についてお話しします。

睡眠時間は「短すぎ」も「長すぎ」もNG?

日本の大規模な健康調査で、睡眠時間と病気のリスクには「U字カーブ」の関係があることが分かっています。 これはどういうことかと言うと、「睡眠時間が短すぎる」のはもちろん良くないのですが、逆に「長すぎる」のも健康リスクを上げてしまうということです。個人差はありますが、おおむね7時間前後の適切な睡眠をとることが、体を守るためにはとても重要です。

糖尿病と「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の関係

皆さん、「いびきがうるさい」「寝ている時に息が止まっている」と言われたことはありませんか?これは睡眠時無呼吸症候群(SAS)という病気のサインかもしれません。

実は、糖尿病とこのSASは、お互いに悪影響を及ぼし合う「負のパートナー」のような関係にあります。

  • 糖尿病患者さんの約2割がSASを合併しており、「睡眠中の呼吸障害」まで含めると、なんと約6割の方がお悩みであることが知られています。
  • 逆に、SAS患者さんの約4割が糖尿病を持っているというデータもあります。

さらに怖いのが、SASがあると、糖尿病の合併症である「腎症(腎臓の働きが悪くなること)」や「網膜症(目の視力が落ちること)」が悪化しやすいという報告があることです。血糖値のコントロールだけでなく、睡眠中の呼吸にも目を向ける必要があります。

「夜中のトイレ」は年齢のせいだけじゃない?

「最近、夜中に何度もトイレで目が覚めるんだけど、年のせいかな……」 診察室でもよくこんなお声を耳にします。

実は、夜間頻尿(夜中に何度もトイレに起きること)がある場合、背景にSASが隠れている可能性があります。 睡眠障害があると、眠りが浅くなって夜中に目が覚めてしまいます(中途覚醒)。目が覚めてしまったから「とりあえずトイレに行こう」となるケースが多く、SASを疑う症候のひとつです。

特に2型糖尿病の患者さんにとって、夜間頻尿はとても身近な問題です。

  • 2型糖尿病の患者さんの約8割の方が夜間頻尿を経験しています。
  • そのうち、一晩に3回以上起きる方が1~2割いらっしゃいます。

お気軽に当院へご相談ください

「たかが睡眠不足」「ただの夜中のトイレ」と放置せず、少しでも心当たりがある方は、一度篠栗北クリニック内科・糖尿病内科・精神科へご相談ください。

糖尿病の治療はもちろん、必要に応じて睡眠時無呼吸症候群の検査を行うなど、総合的な視点から皆様の健康をサポートいたします。

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