• 2026年6月24日

「糖尿病の治療がつらい」と感じているあなたへ。心の負担を減らす考え方

糖尿病の治療中、日々の食事制限や運動、インスリン注射などで「もう疲れてしまった」「すべてを投げ出したい」と感じることはありませんか?食事制限を守れなかった、内服薬を飲み忘れてしまった、治療がうまくいかないなど悩んでしまうのは、必ずしもあなたの意志が弱いからではありません。

1. なぜ、糖尿病の治療が「こころの負担」となるのか?

日々感じているストレスの正体はいくつか考えられます。

  • 一生続く「終わりなきマラソン」への不安
  • 「あれはダメ、これもダメ」という食事制限のストレス
  • 「合併症になったらどうしよう」という将来への恐怖
  • がんばっているのに数値(HbA1c)が出ないときの無力感

2. 医学的な事実:糖尿病と「うつ」は合併しやすい

実は、糖尿病があるとそうでない方に比べて、うつ病を併発するリスクが約2倍高いという報告があります。そしてうつ病、うつ傾向があると自己管理が困難になり糖尿病の病態を悪化させやすくなるという悪循環の関係が知られています。「気分の落ち込みが続く」「意欲が出ない」といった症状は単に気持ちの問題だけではなく、関連性があり、糖尿病治療において注意すべきサインのひとつです。

当院からのメッセージ: こころの症状も、糖尿病治療でケアすべき立派な症状の一つです。身体の治療と同じように、心のケアも重要です。

3. 篠栗北クリニックが大切にしている「寄り添う」糖尿病治療

当院は糖尿病専門医と精神科医(認知症診療医)が連携し、生活習慣病から心の不調まで「心と体」をトータルサポートいたします。

  • 当院のスタンス: 納得のいく治療法で、前向きに継続いただけることを大切に診療しています。
  • ワンストップの強み: 内科的なアプローチ(お薬やインスリンの調整)と、精神科的なアプローチ(心のつらさを和らげる治療)を、同じクリニック内で一貫して受けることが可能です。

4. 心の負担を減らすためのヒント

「小さなできたこと」に目を向けてみましょう

「あれを食べちゃった」「運動をサボっちゃった」と、できなかったことばかりに目を向けがちですが、「今日もちゃんとお薬を飲めた」「意識して多めに歩いた」など、できていることもたくさんあるはずです。生活習慣を改善することは困難なことですので、小さな変化を少しずつ積み重ねていきましょう。

毎日が100点満点でなくてもいいです

食事療法も運動も、毎日完璧にこなそうとすると息が詰まってしまいます。「今日はお友達と楽しくランチをしよう!でも夕食は気をつけよう」といった、いい意味での「ゆるさ」が長続きの秘訣です。1日だけで考えると問題があっても、1週間、1ヶ月の期間でみたときに改善しているのであれば、それで十分です。

5. まずは「糖尿病治療のお悩み」を聞かせてください

糖尿病の治療はマラソンに例えられることがありますが、私たちクリニックはより良い並走者を目指しています。

「最近、どうしてもやる気が出ない」「食事制限がしんどい」といったお悩みは抱え込まずご相談ください。お薬の種類を調整したり、生活スタイルに合わせて一緒に考えたりと、工夫してお手伝いできることがあります。

つらいときは、いつでもお気軽にスタッフに声をかけてくださいね。あなたの心が少しでも軽くなるようサポートいたします。

篠栗北クリニック 内科・糖尿病内科・精神科 092-405-1771 ホームページ