• 2026年10月30日

健診で「メタボ」と言われたら?血管を守る検査と自宅でできる睡眠チェック

健康診断で「メタボリックシンドローム(メタボ)」を指摘されたり、最近お腹まわりがぽっこりしてきたと感じていませんか?痛みなどの自覚症状がないため「少し太っただけ」と放置してしまいがちですが、メタボは血管へのダメージが静かに進んでいるサインです。また、睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」を合併しているケースも少なくありません。当院では、糖尿病専門医による診察のもと、血管の状態を詳しく調べる各種検査や、ご自宅で手軽に行える睡眠検査を実施しています。

メタボリックシンドロームが引き起こす悪循環

メタボリックシンドロームは、「内臓脂肪型肥満」をベースに、血圧・血糖・脂質(中性脂肪やコレステロール)の数値に異常が出ている状態です。

一つひとつの数値は「少し基準値を超えているだけ」であっても、複数の因子が重なることで血管への負担は大きくなります。その結果、血管が硬く細くなる動脈硬化が進行し、将来的に心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる重大な病気につながる危険性があります。

血管の硬さや詰まりを調べる3つの検査

血管への影響を確認するため、検査機器を用いて状態を調べることが大切です。当院では、お体に針を刺すような負担がなく、短時間でリラックスして受けられる検査を行っています。

  • 心電図検査 心臓に血液がしっかり届いているか(心筋梗塞や狭心症の兆候がないか)、脈の乱れ(不整脈)が起きていないかをチェックします。
  • ABI検査(血圧脈波検査) 両腕と両足首の血圧を同時に測る検査です。血管の硬さ(血管年齢)と、足の動脈の詰まり具合を調べることができます。ベッドに横になって数分安静にするだけで終わります。
  • 頸動脈エコー(超音波検査) 首の太い血管(頸動脈)にゼリーを塗り、超音波をあてて血管の様子をモニターで観察します。血管の壁の厚さや、コレステロールの塊(プラーク)が溜まっていないかを直接確認でき、全身の動脈硬化の進み具合を知る重要な指標になります。

メタボと深い関わりがある「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」

内臓脂肪が増えると喉まわりにも脂肪がつき、寝ている間に気道が狭くなって無呼吸や低呼吸が起こりやすくなります。これが「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」です。

睡眠中に何度も低酸素状態になると、夜間不整脈や将来の認知症の進行にも関係し、脳血管障害や心疾患といった重篤な疾患の発症リスクとなります。血圧や血糖値にも影響し動脈硬化がさらに進んでしまうという負の連鎖に陥りやすいことが特徴です。

ご自宅で受けられる2つの睡眠検査

「検査のために病院に泊まるのは仕事や家庭の都合で難しい」という方もご安心ください。当院では、普段通りのお布団でリラックスしながら行える検査をご用意しています。

  • 簡易検査 手の指先と鼻の下に小さなセンサーを装着して眠るだけの検査です。睡眠中の呼吸の乱れや、血液中の酸素濃度の変化を記録します。
  • 精密検査(在宅PSG検査) 簡易検査でより詳しい確認が必要と判断された場合でも、当院なら入院せずご自宅で精密検査を受けられます。脳波や睡眠の深さまで測定できる機器をご自宅にお届けし、いつもの環境で詳しく睡眠状態を分析します。

糖尿病専門医が、無理のない生活習慣改善をサポートします

メタボリックシンドロームは、糖尿病の病態として「インスリン抵抗性」に関連し、2型糖尿病の発症リスクが約4-6倍に増加することが知られています。

当院では血管や睡眠の検査結果を総合的に評価した上で、お一人おひとりのライフスタイルに合わせた治療計画を立てていきます。「とにかく減量してください」と一方的に伝えるのではなく、お仕事のスケジュールや生活スタイルをお伺いしながら、続けやすい食事の工夫や日常の運動について、必要に応じたお薬の選択など、納得して継続できる方法を一緒に探していきます。

健康診断の再検査を勧められた方はもちろん、「最近いびきがひどいと家族に言われる」「しっかり寝たはずなのに日中に強い眠気がある」という方も、どうぞお気軽に当院へご相談ください。今のご自身の血管や睡眠の状態をしっかり把握して、元気な毎日を守っていきましょう。

[WEB予約はこちら(24時間受付・デジスマ診療)]

[お電話での予約・お問い合わせ:092-405-1771(診療時間内)]

篠栗北クリニック 内科・糖尿病内科・精神科 092-405-1771 ホームページ