• 2025年12月26日
  • 2025年12月27日

週1回のインスリンが登場!「アウィクリ」で変わる糖尿病治療

1. はじめに:インスリン治療は「毎日」が当たり前でした

インスリン療法は糖尿病治療において欠かせない選択肢の一つです。しかし、多くの方にとって「毎日決まった時間に注射をする」ことは、生活の中での大きな負担や心理的なハードルになっていたのも事実です。 「旅行の時に持っていくのが大変」「仕事中に時間を確保しづらい」といったお悩みもよく伺います。

2. 画期的な新薬「アウィクリ」とは?

そんなインスリン治療に、新しい選択肢が登場しました。それが、週1回投与の基礎インスリン製剤「アウィクリ(一般名:インスリン イコデク)」です。日本では「インスリン療法が適応となる糖尿病」を適応として発売され、今月より2週間処方の制限が解除されました。

3. アウィクリに切り替える3つのメリット

  • ① 注射回数が減る 毎日の注射が週1回になることで、年間の注射回数は約7分の1に減少します。これにより、日常生活の自由度が格段に上がります。
  • ② 打ち忘れのリスクを軽減 毎日だとついうっかり忘れてしまうこともありますが、週に1回(例:毎週日曜日など)と決めることで、より管理がしやすくなります。
  • ③ 心理的な負担の軽減 「注射をしなければならない」というプレッシャーから解放される時間が増え、前向きに治療に取り組めるようになります。

4. 気になる安全性と注意点

「週に1回分を一度に打って大丈夫なの?」と不安に思われるかもしれませんが、従来の毎日打つインスリンと比較しても、臨床的に問題となる低血糖(重症・臨床的に意義のある低血糖)は低い水準で維持され、同等の血糖コントロールが得られたという報告があります。また週1回という投与回数の少なさは、治療満足度の改善(「負担が減った」「続けやすい」など)につながり得ることも示されています。

5. 当院からのメッセージ

当院では、一人ひとりのライフスタイルに合わせた治療法が提案できるように心がけております。 「自己注射の回数を減らしたい」「新しい糖尿病治療を知りたい」という方は、ぜひ診察時にお気軽にご相談ください。自己注射の手技に関しましてもサポートさせていただきます。

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